はじめに
18-19シーズン版です。昨シーズンのものは下記リンクから見ることができます。
成長面
①動作がスムーズに
少し「カクカク」したような部分が昨シーズンまでは散見されましたが、今シーズンはしなやかな動きをかなり意識しているように感じました。FPが継続プロで比較しやすいのですが、スケーティングから力みが取れてきているのが大きいかもしれません。
②3Lzの入りの変更
長点ジュニア時代~昨シーズン
今シーズン
この変更をどう見たらよいか、まだ自分のなかでは結論が出ていませんが、GOE面の影響はなさそうですし、飛びやすい準備動作が確立できればよいと思っています。
③新技の習得
今シーズンから3F-1Eu-3Sではなく、2A-1Eu-3Sを取り入れました。おそらく単独の2Aや2A-2T(これまで実施)よりもGOEが取りやすいためだと思われますが、成功だったと思います。またアクセルについては「何の意味もなくプログラムの冒頭にアクセルを置いているとお思いですか?」というコメント、またハーネス付きではありますが3Aの練習を行っていることが公開されました。新シーズンで果たして3Aを取り入れるかどうかは現段階では不明瞭ですが、楽しみに待ちたいと思います。
④自信が演技に
ワンフットのパワーと、上体のキレが最の高。 pic.twitter.com/4WP8EEZGnL
— しんとら(充電80%) (@shintora_sports) February 21, 2019
国際大会の出場機会も増え、点数もついてきたことで、演技から自信が滲みでるようになりました。何を見せたいか、これを見てほしいといった演技面の強化も今シーズンの成長点だと思います。
課題面
①後半のスタミナ
後半のジャンプでの回転不足、スピードとトランジション不足が少し気になりました。どの選手にとってもFPの後半は大変であることは重々承知していますが、この部分が強化されれば、さらに進化し、パワーのあるコンスタンティノワを見ることが出来ると確信しています。
②スピンレベルの取りこぼし
ジュニア時代にはほとんどすべての大会でLv4を取っていましたが、シニアに上がってから取りこぼしが見られるようになっています。ほんのわずかな点数の違いではありますが、肉薄した競争を考えると大事な部分であると思います。これは意識すればすぐに問題なくできるでしょう。
最後に
新シーズンのプログラムがインスタグラムで発表されました。
SP:February
FP:Moulin Rouge
お披露目は9月上旬のテストスケートでしょうか。どちらも新プロ、楽しみに待ちたいと思います。