「定点」視点と「移動」視点
久しぶりに現地観戦したので、普段のライスト観戦とのギャップを記したいと思います。
一応、
現地観戦:「定点」視点
ライスト観戦:「移動」視点
と捉えています。
現地観戦(ジャッジ)は基本的に一ヶ所から選手の演技を見るわけで、リンクの使い方、スピード、ジャンプの幅などが分かりやすい。一方で遠い席では表情はほとんど見れないので、体全体の動きを見ることになる。
ライスト観戦は、大体複数カメラが選手を追っていく都合上、様々な角度・方向から演技を見ることを強いられるので、スピード感が伝わりにくい。ただし、細かい動作はライストの方が見るには適していて、プログラムへの気配りを感じやすい。
というわけで、「定点」視点と「移動」視点ではギャップを感じるのは当然で、PCSの評価は現地観戦しないとわからないのではないかというのが、自分の結論です。今回新潟での公開練習を見て、エテリチームの強さは体全体を使ったスケーティングとムーブメントにあると確信しました。しばしばマイム的な動作が注目されがちですが、全身を使った表現の方に重点があると感じています。このあたりは、様々な意見があると思うので、あくまでも持論の域を超えませんし、いろいろなアプローチがあると思うので、今後のプログラム構成、演技構成に期待したいと思います。