しんとらです。
アメブロが使いづらいと感じたため、はてなブログに移行します。
これからもよろしくお願いします。
https://twitter.com/shintora_sports
https://www.youtube.com/shintorasports
http://shintorasports.tumblr.com/
お題箱
しんとらです。
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お題箱
■PCSについて一個人として考えていること
・PCSは妥当性の評価ととらえている。
・人が評価する以上、人によるブレ、試合によるブレは少なからずある。ブレを少なくするためには、普遍的と思われる評価項目(スピード、力強さ)を伸ばす、それを生かしたプログラムを作ることが必要。ただこれはあくまで評価されるという点に重きをおいた考えであり、すべてのプログラムがこの方向性を向いていなければならないというわけではない。
・スピードを生かしたプログラムとは具体的に何かと問われると難しいが、常時スピードが出ているプログラムではないだろうと考える。時にストップを入れたり、静止したような場面が出てきてこそ、スピードがある部分が引き立つ。
・スピードだけでなく、あらゆる部分において「変化」というのが評価において重要な位置を占めていると感じている。重心の変化でいえば、スピンのポジション変更であったり、ムーブメントでも表現できる。
・変化を表現する(可視化する)ためには、疎密をうまく使うことが重要である。振付の多寡だけでなく、ムーブメントの選択も重要である。音の少ないところではロングイーグルやイナバウアーが似合うし、音楽の高まりはツイズルや回転系の要素で表現できることが多い。
・今回は深掘りすることはできないが、メリチャリのソチシーズンのFDは音楽のパートに合わせた要素の選択が的確で、今においても、フィギュアスケートにおける表現とは何かを考えるにあたって重要な視角を与えてくれるパフォーマンスだと思う。
・表現はその時々の最適解はあるかもしれないが、正解はないものだと考えている。だからこそ追求しがいがあるものだし、観る人にとってはワクワクするものである。
・評価はジャッジが下すものであり、観客は同じ視点を共有しなくてもよい。ただルールを知ることは、選手がルール・採点に対してどのように向き合い、アプローチしようとしているかを知るためには有用である。
・ときに自分の理解の範疇を超えたパフォーマンスに出くわすことがある。その時にはわからないと思っていても、ふとひらめいてその一端が分かるような時も存在する。他の人の考え(Jsportsの解説とか、Xとかいろいろ)に触れたり、他国の選手の演技が参考になることもある。自分の考え方を柔らかく拡げていくことで、「わかる」・「ひらめく」瞬間はより多く訪れると考える。
・これからも自分なりに楽しんで、多様なアプローチ、表現を見ていきたい。
本記事は、9月に公開予定の「フィギュアスケート表現技法の検討」の序にあたる内容のものです。表現内容の検討は次の記事にゆずって、今回は簡潔ではありますが、表現と採点の問題について話をしたいと思います。
実際の表現がどのように組み立てられているかは次の記事に詳しく書く予定ですが、選手の表現をジャッジがどう採点しているか、してきたのかについて考えてみたいと思います。
ジャッジの判断基準はハンドブックのかたちで明文化されています。少し抽象的な感じがしないでもないのですが、あまりにも具体的すぎると表現の多様性が損なわれる可能性があるので仕方のないことでしょう。ジャッジはハンドブックの基準に照らし合わせて全体を見て最終的な評価を下します。ここで問題にしたいのが、「全体を見て」というところです。他の美術・芸術作品と異なり、フィギュアスケートの場合、全体を見てから部分を見るという行為が競技の特性上ほぼ不可能です。もちろんジャッジは演技全てをみてから点数をつけるわけですが、全部を見た後に個々の部分について思いを巡らす(伏線が仕込まれていたなど)ことは時間的制約でほぼできていないと推測します。全体を見てから部分の評価ができない以上、音楽が流れてきた、その瞬間の表現の是非、達成度、完成度を評価し、その部分部分の評価の積み重ねをもとに全体評価としてPCSの点数を出しているのではないかと個人的に思うところです。
フィギュアスケートを見てきて10数年になりますが、その経験からはなすと、演技が終わるとPCSがどのくらい出るかは大体わかるようになってきました。私の場合はハンドブックの基準に照らし合わせて厳密に考えているわけではなく、「音楽をスケートや体の動きで表現しようとしているところが多かった」や「工夫が随所にちりばめられている」といった観点で見ています(工夫とはなにか、音楽の表現とはなにかというのが次の記事で明らかにしたいことです)。素人ですらある程度の点数は見えてくるので、プロのジャッジは演技が終わった瞬間にスコアについてほぼ即答できる状態にもってきていると思われます。
PCSの点数はある程度、いろいろなレベルの演技を見てこないとわかりずらいというのがあるのは事実です。ただ観客の目線にたったとき、必ずしもジャッジと同じ目線で競技を見る必要はないと思います。観客の目線、いいかえれば自分でいいな、好きだなと思ったことは誰にも否定されることはありません。ただ自分の目線とジャッジの目線があわず、採点結果にもやもやとした感情が残ることもあるでしょう。そうした時には一度ジャッジの目線を学んでみるのもよいかもしれません。ファンの強みはジャッジの目線、観客の目線の両方を持ち合わせて観戦ができることです。
少し前の動画ですが、ジャッジが演技をどのように見ているかの参考になります。非常に参考になるので、まだ見たことがない人はぜひご覧ください。きっと新しい発見があるはずです。
Xのモーメントがなくなったので、ブログに色々切りはり。
#ペアを超単純に見る2023
— しんとら (@shintora_sports) 2023年3月19日
①高さと幅のある、ダイナミックなジャンプ要素。
②ペアの醍醐味リフト。
③2人のユニゾン。2人の距離感が近いと◎。
④求められているのはエフォートレスな実施。
⑤コーチの掛け声に合わせて、スピンのポジションが変わるカップルもいるぞー。
#ペアを超単純に見る
— しんとら (@shintora_sports) 2016年11月22日
①SBS(サイドバイサイド)
注目ポイント:ジャンプの質に関してはシングルと同様、それに加えて二人がシンクロしているかが大事。 pic.twitter.com/r44xexC1sa
#ペアを超単純に見る
— しんとら (@shintora_sports) 2016年11月22日
②Tw(ツイスト)で一番問題になるのはキャッチ。よいとされているのは、「女子の(両)手,(両)腕,上体のいずれの部分も男子に触れることなく男子がウエストの側面で女子をキャッチ」するもの。抱え込むようなものは✖。 pic.twitter.com/rvhmYWahfe
#ペアを超単純に見る
— しんとら (@shintora_sports) 2016年11月22日
③Th(スロウ):男性が女性を真上ではない方向になげる要素。
シングルと違い、3F/3LzThの基礎点は同じ。幅、高さに注目。 pic.twitter.com/Irxwkok7kX
#ペアを超単純に見る
— しんとら (@shintora_sports) 2016年11月22日
④スピン
A)二人が接触して行うスピンと、B)接触しないで行うスピンに分類可能。今期はSPがB)、FPはA)、B)の2種類が規定要素。スピンもまた二人がそろっているかがポイントで、ずれることもしばしば。
*添付左がA)、添付右がB) pic.twitter.com/S8IaUyEa2P
#ペアを超単純に見る
— しんとら (@shintora_sports) 2016年11月22日
⑤リフト
総論その1:基礎点はリフトの種類によって大きく違う。
*今季SPの課題は一番難しいGroup5。
*FPのリフトは、3Liと5Li2つの構成の組が多い。すべてLv4だと基礎点が19点になる。 pic.twitter.com/lX9B5rDiLp
#ペアを超単純に見る
— しんとら (@shintora_sports) 2016年11月22日
⑤リフト
総論その2:どこを見るか
【男性編】片手で女性を支えているか、回転方向が変わっているか
【女性編】ポジション変更があるか、ポジションが難しいものか
【全体】出入に工夫があるか pic.twitter.com/fLBcOOGtRe
#ペアを超単純に見る
— しんとら (@shintora_sports) 2016年11月22日
⑤リフト各論
これについてはスケ速さんに記事がありますので、こちらを参照ください。
【https://t.co/imYZuSH2vD】
またgroup3とgroup5については、動画もあります。【https://t.co/RDyEDupx56】
#ペアを超単純に見る
— しんとら (@shintora_sports) 2016年11月22日
⑥デススパイラル
注目ポイント:難しい出入があるか、ポジションが「低い」か
*レベル要件の都合から、大体の組が3回転する。
*カップルによって出入に独創性、個性がでるので、そこに注目してみると楽しめるはず。 pic.twitter.com/Vkh6tN1p0K
ペアはリフトやデススパイラルの種類など、毎年異なるものが必須要素として規定されます。この記事では23-24シーズンのエレメンツ規定について簡単に見ていこうと思います。
◆ペアのエレメンツの概要については、下記記事を参照ください。
典拠

要素数は7。
①ソロジャンプ:2~3回転、種類はどれでもOK。
②ツイストリフト:2回転か3回転の限定あり。
③スロージャンプ:種類はなんでもよいが、SPでは2回転か3回転。
④スピン:2人が接触しないで行う、ソロスピンコンビネーション。
⑤デススパイラル:Forward Inside【FiDs】。
⑥リフト:グループ3リフト。
⑦ステップシークエンス
◆今季の特徴
リフト、デススパイラルの基礎点が低い組み合わせのため、TESが昨季より出しにくい。
※4CCのミニマムが25.00、ワールドのミニマムが29.00です。

要素数は11。
①-A ソロジャンプ
-B コンビネーションジャンプorジャンプシークエンス
◆回転数の制限なし。ソロジャンプとコンビネーションジャンプは違う種類でないとだめ。
②ツイストリフト:4回転ツイストが解禁
③スロージャンプ2:回転数の制限なし。違う種類のものでないとだめ。
④スピン:2人が接触して行う、ペアスピンコンビネーション。
⑤デススパイラル:Forward Inside【FiDs】以外の3種類から選択。
⑥リフト3 ※異なる種類のもの
⑦コレオグラフィックシークエンス
8/19に開催されたMGC三菱ガス化学アイスアリーナトロフィーに行ってきました。簡単ではありますが、自分の感想をまとめて紹介します。
■大会の公式結果は下記リンク参照。
以下、滑走順に紹介します。(見れたところから)
3F-2T 2A / 3Lz
ゆったりと大きな動きで魅せる。上に持ち上がるタイプのジャンプ、着氷をうまくまとめた。StSqでビートが入るところをうまく表現できるともっとよくなりそうです。
3Lz so 3F-2T / 2A
2Aに入る前の手の振付で曲の盛り上がりをうまく表現しています。少しフラット気味だったのが惜しかった。
2A 2Lz / 2S-2T
エネルギーのある動き、情緒的な滑り。回転が生む華やかさをうまくプログラムに組み込んでいます。しっかりとした回転速度のスピンが最後のエレメンツで、印象よく終わりました。
3F 2ft-2T 2Lz / 2A
冒頭のスピン、プレゼンテーションがとてもよかったです。手先まで神経が行き届いていて、「静」の部分(とめている部分)の表現が観客席からでも明確。上下運動豊富なStSqも見事でした。
3T-2T 2A / 3S fall
icemile杯の時と同じプログラム。腕の使い方、視線のもっていき方でダイナミックにStSqを魅せます。ジャンプは少し詰まったけれど、熱量を感じるパフォーマンス。
3Lo so 3T-2T / 2A
ビートが入る部分でシットスピン入れるの効果的。スムーズな身のこなしで、2Aの着氷がとてもきれいでした。少しあっさりしていたかもしれません。
木南選手の演技を生で見るの2016年振り、また見れてとても嬉しい。序盤のムードの作り方よく、世界観に入っていけるような工夫がなされています。全体によく統一されていてよい集中を最後まで保ちました。
StSq、躍動的にみせようという意志が凄く伝わってきました。ジャンプの転倒はありましたが、やさしく丁寧なスケーティングを見せてくれました。
ヘアカッターの回転速度が速く、印象に残りました。LSpはレベル4がとれています。StSqはリンクを広く大きく使って魅せました。
冒頭は勢いを感じましたが、後半は実施がうまくいかなったように見えました。回転軸をとるのが難しそうで、6分間練習で苦労していたのが出てしまったでしょうか。
カラフルな衣装。シャープでキレのあるかっこいい滑り。動静のバランスよく、StSqの構成の仕方が素晴らしかったです。独創性は今日出ていた選手の中でもずば抜けていたように感じました。