しんとらの雑記帳

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後半のジャンプボーナスについての感想

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 日本が提出した案が正式に採用されることになり、SPでは1本、FPでは3本(いずれも最後のジャンプから数えて)にボーナスが付されることになりました。

 この案が出される背景は、SP後半に3本、FP後半に6or7本固める戦略が取られ、それが避難の対象となったこと、またそれを実施した選手が結果を出したことがあると考えられます。

 確かに、後半7ジャンプを固めてうまくいってないプログラムが存在するのは事実です。一方で、SPの1ジャンプ、FPの3ジャンプという数は妥当でしょうか?(既にきまったことに茶々入れてもどうしようもないのは十分承知しています。)

 例えば、SP後半2ジャンプで成果を出したプログラムをいくつか見ていきたいと思います。

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 次にFP後半4ジャンプで十分魅せたプロ

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 SP2、FP4ならわかるものの、FP3(女子では前半3/後半4を取る選手が多い)にする理由がどうしても見つかりません。勿論ボーナスがつくのが後半3ジャンプですから、後半にいくつジャンプを入れても構わないのですが、SP後半ボーナスがついたとたん、多くの選手(これはトップ選手に限った話ではない)が後半にジャンプを入れました。そのように、ルールがそうであれば、前半4/後半3でプログラムをつくるのが穏当で、体力面からみても妥当でしょう。

 今回のルール改正はおそらく、2年後再び議論されることになり、そこで浮かび上がった問題点について様々な修正が加えられると思いますが、選手が改正の意図通りのプログラムを作ってくるのかどうか注視したいと思います。