しんとらの雑記帳

スケートメイン

 フィギュアスケートのファンの多くが、好きな選手(核となる選)がいると思う。ただ意外と好きになった経緯を語るのは難しい。それは一目惚れではなく、徐々にその選手の魅力に気づき、一つ一つの細かい部分の観察から得られる新たな側面の発見と結びついているからである。

 勿論一目惚れを否定するつもりは毛頭ない。ファーストインプレッションはかなり重要だからである。ただし継続して好きでいる理由を考えた時に、単なる惰性ではなく、やはり選手の成長を見届けられること、また選手の多様なプログラムを楽しみにする、楽しめることがあろう。

 話は変わるが、私にも核となる選手はいる一方、出来るだけ多くのスケーターに注目するようにしている。好きな選手が多いに越したことはないと考えるためである。その場として、JGPと各国ナショナル・地方大会は出会いの場としてかなり重要である。アメリカはリージョナル・セクショナル(有料だが)、カナダは多種多様な大会のストリーミングやアーカイブが充実、ロシアはyoutubeに殆どのロシアカップの映像がアップされ、欧州でもナショナルのストリーミング、アーカイブ化は一般化しつつある。環境は非常に充実しているといえる。あとは自分がアクションを起こす(能動的視聴)をするだけである。かくいう私も最近上記の大会を網羅できているわけではないが、時間があれば見るようにしている。その過程で好きになった選手は数知れない。コンスタンティノワは、まさにその代表例である。

 上記の話はあくまでも理想論で、趣味に割ける時間は限られてくる。その時に便利なのはtwitterである。未知の選手の魅力が語られているツイートは、特に注目すべきで参考になることが多い。どのレベルの選手かは関係なく、好きな選手についてツイートすることは、自分の好きな選手への認識を深めるとともに、他の閲覧者に与えるインパクトも大きい。ぜひツイッターで躊躇なく好きな選手の魅力を語ってもらいたい。それが誰かの目に止まった時、好きな選手の輪が広がり、その繰り返しが好サイクルを生むからである。

 最後に、スケーターの多くを知り、魅力を発見することほど楽しいことはない。好きな選手を増やせばコンペの見え方も変わってくる。今一度、多くのスケーターの演技を見ることの重要性を訴えて、この記事を締めくくる。